こんにちは! ケロケロです(@kerokero_DIY)
クルマの中で、音質を上げるのに欠かせないのがツイーター。
高域の音を補完して、音にキラメキを与えてくれます。
さて、そのツイーターですが、通常はダッシュボード上に貼り付けることになります。
画像出典:ケンウッド
だがしかし!
DIYカスタムが好きな私は… これでは終われぬ!
Aピラーに、
ツイーターを、
埋め込みゃあいい!
…というわけで今回の記事は、
「AピラーにDIYカスタムで、ツイーターを埋め込んだ話」です。
プロショップにお願いすれば、綺麗に施工してもらえますが… やっぱり自分でやった方が楽しいですからね!値段も安上がりだし…
自分でツイーターを埋め込んでみたい人は、ぜひ参考にしてみてね。
カスタムインストールした車両や、注意事項など
今回DIYした車は、日産のクリッパーリオになります。
ちなみに、日産ジュークにも、自分でDIYカスタムしたことがあります。
(スライドショー形式ですが…)動画もあります(YouTube)
コチラも、ぜひご覧ください!
では続きをどうぞ。
ツイーターの取り付け位置を確認
ツイーターが担当する高音域は、指向性があるため、なるべく耳元と同じ高さにすると良いです。
指向性とは… 音の発生位置が分かること。高い音ほど指向性が出てくる。
例えば、誰かに呼び止められた時に、その方向へ振り向くことができるのは、音の発生位置が分かるから(人の声の音域には、指向性があるから)
言い回しが正しいかどうかは分からないので、「へぇ」ぐらいに思っててください
…というわけで、Aピラーの耳元の高さぐらいに、ツイーターを埋め込みましょう。
ツイーターの土台には、空き缶を使う
取り付け位置が確認できれば、いよいよ穴を開けて施工を開始します。
…と、その前に、ツイーターマウント(土台のこと)を作成しましょう。
ただし、イチからマウントを作成するのは面倒なので、「あるアイテム」を使います。
そのアイテムとは…
イエス!… empty can、だね!
空き缶を英語で言うてるだけや
実は、今回取り付けるツイーターの直径が、空き缶とほぼ一緒なのです(写真は、空き缶の上にツイーターを乗せたところ)
このように、ツイーターマウントは身近にあるモノから探しておくと、カスタムが便利になります。
塩ビパイプとかも使えるので、オススメです。
取り付け位置への穴あけ
では取り付け位置に穴を開けていきます。
空き缶を使ってマーキングして…
電動ドリルを使って、ズガガッと穴を開けます。
空き缶が貫通すれば、OK!
取り付け角度を決める
ツイーターの向きは、若干車内側を向かせるようにしましょう。
ホームオーディオだと、スピーカーはコチラ側に向けますよね?
クルマの中だと、中々そうもいきませんが… ある程度は角度を車内に向けるようにします。
ツイーターに角度をつける分、ピラーの穴を大きくして、Aピラーを元に戻します。
空き缶は、ツイーターと同じ高さになるようにカットして…
Aピラーへの取り付け角度が決まったら、仮固定します。
取付位置は、
- マウントが車両に当たらないか
- 裏の配線に干渉しないか
注意して決めましょう。
完成した後で、「裏に当たって取り付けできない」となると、泣くに泣けませぬ…
固定には、グルーガンがオススメです(年季が入ってるので、汚くてすまぬ…)
固定できたら、Aピラーを外して、ポリパテで加工していきましょう。
運転席側・助手席側と、なるべく左右対称になるように固定しましょう。
ポリパテの準備
それでは、ポリパテを使って、埋め込み部分を滑らかにしていきましょう。
…ちなみに、ポリパテは、このポリラックが超絶オススメです。
何種類かポリパテを使ってみましたが、このポリラックが一番使いやすかったです。
パテの伸びもいいし、硬化した後もサクサク削れます。
ポリパテを開けたら…
適量をダンボールに乗せましょう。
パテの加工には、ヘラがあると便利です。100均で入手できます。
パレットには、ダンボールがオススメです。使い終わったらポイっと捨てられます。
紙だと混ぜにくいので、ダンボールがちょうどイイです
硬化剤を混ぜて、コネコネ~♪ コネコネ~♪ しましょう。
私も… お粘土おねえさんに、コネコネしてもらいt
きも
混ぜ合わせる硬化剤の比率は パテ:硬化剤=9:1です。(パテによって異なります)
割と適当でも大丈夫です。私も測ったことないし…
Aピラーにパテ盛りしていく
では、コネコネしたパテを、ピラーに盛っていきましょう。
ヘラを使って、擦り付けるような感じで盛ります。
一度に盛りすぎないようにしましょう。私の自慢話のように…
もちろんコレで完成というわけではありません。
ここからが根気のいる作業です。
パテを盛ったら乾燥させる時間が必要です。
私は夜中しか作業できないですが、丸1日置いておけば、乾燥時間は十分ですね。
パテを 盛る→削る を繰り返して、形を作っていく
パテ盛り作業は、盛る→削るという作業を繰り返して、少しずつ形を作っていきます。
大変な作業ですが、だんだん形になっていくので楽しいですよ。
最初のパテ盛りが乾燥したら… 表面を紙やすりで削ります。
削ったらこんな感じです。
小さい凸凹もありますし、傾斜ももう少し滑らかにしたいので、再度パテを盛ります。
そして、削る…っ!
さらに盛る…っ! まだだ… まだ終わらんよ!
そして削ったら… こんなもんかな。
パテ盛り・削り1回目に比べると、埋め込み部分の傾斜が滑らかになっていることが分かります。
運転席側・助手席側ともに、同じように施工すればOKです。
仕上げは、スウェードのカッティングシート
今回のようなDIYカスタムの仕上げには、以下の2つの方法が考えられます。
- 塗装
- シートや生地の貼り付け
塗装で仕上げる場合、表面の微細な凸凹が目立ってしまいます。
特に今回の場合は、パテ盛りの表面と、パテ盛りしていないピラー表面の材質が異なります。
塗装で仕上げるには向きません。
今回は、スウェード調のカッティングシートを使って仕上げることにします。
ピラーより少し大きめにカットして…
ピラーに貼り付けていきますが、ピラーは必ず脱脂をして綺麗にしておきましょう。
私はブレーキパーツクリーナーを使いました。正しい方法かは知らんけど…
貼り付ける時は、カッティングシートを引っ張りながら少しずつ貼っていきます。
剥離紙は一度に剥がすのではなく、貼り付ける部分に対して少しずつ剥がしながら、貼り付けていきます。
貼り付けると、こんな感じです。
裏側はこんな感じで、余った部分は、ハサミやカッターナイフでカットします。
段差のあるところは切込みを入れて、しっかり貼り付けておきましょう。
正面の穴の部分は、切込みを入れて巻き込むように貼り付けておきます。
これで貼り付けはOKです!
カッティングシートは、大きめのサイズを買っておきましょう。
多分最初の1回は失敗します… 私は2回失敗しました…
まだ完成してませんが… ツイーターをセットしてみましょう。
イイ感じですな…
問題なければ、ツイーターと空き缶を、グルーガンで固定します。
運転席側と助手席側、両方ができあがりました。
ツイーターの配線をする
Aピラーの埋め込みはできたので、ツイーターの配線をしましょう。
ツイーターは、既存の配線に割り込ませる形で配線されます。
ナビ裏で接続するようにします。
ピラー側には、少し長めに出しておきましょう。
ピラーを取り付ける際に、長すぎる場合には束ねる等の調整ができますが… 短すぎた場合にはどうしようもないので…
クリッパー(エブリィ)のパネルの外し方などの情報は、こちらの記事をどうぞ!
Aピラーを元に戻す
ツイーターを繋いで、Aピラーを元に戻せば完成です。
ツイーターが、付いぃーたぁー!
ダジャレかよ
ピラーに付属している取っ手は、スウェードに合わせて塗装しました。
ちなみに失敗しました… 詳細は、コチラの記事をどうぞ…
…というわけで無事に完成しました。
プロショップなら、もっと綺麗に施工してくれるんでしょうが、何の不満もないですね。ツイーターマウントは空き缶だし
まん・まん・満足です。
音質も良くなりました。
ピラーへのツイーター埋め込みは、決してカンタンな作業ではありませんが、やってみると楽しいですよ。
ぜひ挑戦してみてください!自己責任で…
おしまい
今回の内容を、動画にまとめてYouTubeにアップロードしました。
コチラもぜひ見てね内容は一緒だけど…
チャンネル登録もよろしくお願いします!
エブリィワゴンの音質を上げるなら、コチラの記事もぜひ参考にどうぞ。
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