こんにちは! ケロケロです(@kerokero_DIY)
音楽を聴くうえで、重要な役割を担うパワーアンプ。
音を増幅して、私たちの耳まで届けてくれます。
… パワーアンプって、大事なパーツなんだけど、その存在感は薄いんだよね。
なぜか?
それは、カーナビ・カーオーディオ内に最初から搭載されているからですね。知る必要はないんですよ。
… でも、それはちょっと勿体ない。
カーナビ・カーオーディオのみでも問題ないんだけど、可能ならパワーアンプは追加しましょう。
パワーアンプは、言わばオーディオのエンジンです。
エンジンの性能によって 走り方が変わるように、パワーアンプによって音の豊かさも変わります。
今回の記事では、「なぜパワーアンプを追加した方がいいのか」について、まとめます。
パワーアンプに興味がある人、ぜひ参考にしてみてね。
パワーアンプって、そもそも なんですのん?
一言でいうと、増幅装置です。
例えば、CD・USBから読み取った音の信号… これ自身は微弱な信号なので、スピーカーを動かすほどのパワーはありません。
この微弱な信号を、スピーカーを動かせるほどに増幅してくれるのが、パワーアンプです。
具体的には、以下のような流れになります。
- CD・USBなどからデジタル信号を読み取る
- 音の波形となるアナログ信号へ変換
- パワーアンプで信号を増幅
- スピーカーへ
内蔵アンプと追加パワーアンプの違い
パワーアンプは、カーナビ・カーオーディオの中に入っています。
つまり、音楽を楽しむ上では、このままの状態でも全く問題ありません。
だがしかし!
それでも、パワーアンプを追加する意味はあります。 (正確には、追加というより交換と言った方がいいかもしれませんが)
パワーアンプを追加した方が有利な理由… それは「出力の大きさ」ですね。
内臓パワーアンプは、普通に音を聴く分には問題ないのですが… 追加パワーアンプの方が出力が大きいんです。
では、なぜ出力が大きい方が有利なのか…? その理由をまとめていきましょう。
スピーカーが一番パワーを使う時は
スピーカーは、振動板を前後に動かして 音を出しています。
一番力を必要とする時は「押して引くとき」と「引いて押すとき」です。
ここでパワーが足りないと、引ききれない、または押しきれないという状態になってしまい、それがそのまま音の歪みに繋がります。
つまり、スピーカーの振動版を余裕を持って動かすなら、パワーアンプの「出力が高い」方が有利なんです。
例えるなら、軽自動車とF1カー
では ここで、以下のように例えてみましょう。
- 内蔵アンプ・・・軽自動車
- 追加アンプ・・・F1カー
時速100kmまでしか出さないという同じ条件下で、この2台でサーキットをレースします。
どちらが先にゴールできるでしょうか?
… 間違いなくF1カーです。
どちらも時速100kmのスピードは出すことができます。
しかし、どこで差がでるかと言えば、ブレーキングと加速性です。
F1カーの方がどちらも優れているので、コーナー侵入速度が早く、またコーナーを抜けるとあっと言う間に時速100kmに到達できます。
コーナーが言わば、スピーカーの「押して引く(またはその逆)」です。
つまり、出力の高い「追加パワーアンプ」が、余裕を持ってスピーカーをドライブできるってことですね。
私も追加しました
私が使用しているのは、カロッツェリアのGM-D7400です。配線処理に性格が出ますね!
パワーアンプを追加してみて… 音のクリア感が変わりました。
そんなパワーアンプなんですが、なんか悪いイメージの1つに
「ガンガンボリューム上げて音を鳴らすためにパワーアンプ入れたんでしょ?」
っていうイメージを持たれがち。
しかし… それは悲しき誤解です。
ボリュームを上げたい(騒音を撒き散らせたい)わけではなく、出力に余裕のあるパワーアンプで、音の再現性を高めたいんですね。
私が思う良い音
音の好みは人それぞれですが、私が思うに以下を満たしたいと考えています。
- ボリュームを上げても、耳に障らない
- ボリュームを下げても、ボーカルが何を言っているか聞き取れる
これはつまり再現性が高いということです。
ボリュームを上げて耳に障るのは、音が歪んでしまっているから。
これはアンプのパワー不足でスピーカーの制動力が足りないことが、歪みの原因の1つです。
逆に、ボリュームを下げて、ボーカルが歌う歌詞が聴き取りにくい場合は、スピーカーが細かく動けていないことが原因の1つです。
音を大きくしても小さくしても、聴き取りやすい音を目指しましょう。
ちなみに…
そんな自分の好みに近づいた音を、大きい音で楽しみたいと思うのは私も同意です。
だがしかし!
それが外に漏れて周りに迷惑をかけることは絶対にダメです。
自分が好きな音楽も、興味のない人にとってはただのノイズ。
まぁ、そもそも外でウルサイぐらいの音量であれば、中にいる私は、いくら好きな音楽でもその音量に耐えられません。ウルサイです。
不必要な大音量はヤメましょう。
こんなに小さいパワーアンプもあるよ
パワーアンプは、その大きさからトランクルームやシート下が 主な設置場所です。
でも、カロッツェリアのGM-D1400-2のような、小型のパワーアンプもあります。
小さいボディで取り付け場所を選ばず、省電力性からエンジンルームからのワイヤリング(いわゆるバッ直)を必要としない、取付性抜群のパワーアンプです!
車種によっては、オーディオ裏に収めることもできます。
今回のまとめ
カーナビ・カーオーディオの内臓パワーアンプでも、何の問題もありません。
だがしかし!
パワーアンプを追加すれば、音質がアップすることは間違いありません。
お気に入りの音楽を、より良い音で楽しみましょう。
ドライブも盛り上がりますよ!
おしまい!
コメント