こんにちは! ケロケロです(@kerokero_DIY)
車の中は、音を楽しむには不向きな環境です。
だがしかし!
だからこそ、少しでも環境を良くして、音楽を楽しみたいとは思いませんか?
今回の記事では、「デッドニング」について まとめます。
デッドニングとは、一言でいうと… 「スピーカーにとって、より良い環境を作る施工方法」のことです。
デッドニングの具体的な内容や、施工するために必要な部品について、詳しくは続きをどうぞ!
… 失敗例も、のせてるよ。
デッドニングとは、なんぞや?
簡単に言うと、スピーカー背面から出る音が表に回ってくることを防ぎ、ドアをスピーカーボックスに近づける作業ですね。
…と言っても、よく分からないと思うのですが、百聞は一見にしかず! これはドアパネルを外してみると分かりやすいです。
愛車のジュークは既にデッドニング済みで、ちょっと簡単に外せないので、スミマセン・・・カロッツェリアのホームページを参考にさせてもらいましょう。
左の画像をご覧ください。ドアに穴が開いてますね? これは、サービスホールです。
配線の通り道だったり、部品交換の際に手を入れるための穴です。
ただ… このままだと雨の日などに 水が車内に入り込んでしまうため、ビニールが貼られています。
私のジュークも、こんな感じでした
デッドニングの主な作業は、この穴を塞ぐことです。
なぜ塞いだ方が良いのか?
スピーカーは、振動版が前後に動くことで空気の密度を変えています。
それが波になって私達の耳へ音として届けられるのです。
そうすると、スピーカーの前面から音が出るのと同じように、スピーカー背面からも音が出るんです。
つまり、スピーカー前面からはプラスの音が、スピーカー背面からはマイナスの音が出力されていると言えます。
マイナスの音は、音を楽しむ上では不要です。
ホームオーディオのスピーカーは、ガッチリとしたスピーカーボックスに固定されていますよね。
密閉されているので、マイナスの音が外へ漏れることはありません。
だがしかし!
クルマの場合は、サービスホールという穴が開いてます。マイナスの音が前面に回ってきちゃうんですよ。
プラスとマイナスが合わさると、どうなるでしょう?
そう… 打ち消しあってしまうんです。音がスカスカになります。
ビニールの効果は単に防水のみです
穴はビニールで塞がれていますが、あれは単に防水のみの効果です。
マイナスの音は防げません。音に関しては最悪の代物です。
ビニール袋に口をつけて声を出してみてください。ビニール自体がバッサバッサ震えるし、ソレ自体が振動して音をだしますよね。
マイナスの音を防ぎきれない上に、不要な共振を生んでいます。
初めてのデッドニングには、専用キットが便利
実際にデッドニングをやってわかりましたが、効果は抜群です!音がキレキレになります。
もし自分でやってみるなら、専用キットを使いましょう。部品が一通り揃っています。
クルマいじりをサポートしてくれるエーモンでは、以下のようなデッドニングキットがありますよ。
デッドニングを行う上で必要な、穴を塞ぐための制振材やスピーカー裏の音を吸収する吸音材など、用途に合わせた様々な素材が揃っています。
エーモンのホームページには、デッドニングの施工方法も載ってます。参考にしてみましょう。
インナーバッフルがセットになったキットもあります
カロッツェリアでは、インナーバッフルとデッドニングキットがパッケージされたキットもあります。
このデッドニングキットは、なんと言っても取付性が抜群です。ビニールシートを剥がさずに、上から覆ってしまうような取付になっています。
デッドニング専門サイトも あるよ
デッドニング加工に慣れてくれば、キットではなく必要な素材のみ欲しい場合も出てきます。制振材・吸音材など。
デッドニング専門サイトなら、個別に部品を入手可能です。詳しい施工例もあるので、ぜひ参考にしましょう。
自分で取付するなら… 注意してほしいコト
私は、愛車のジュークにデッドニングを行ったんですが、最初に大失敗をしてしまいました!
それは… 「防水処理の甘さ」です。
デッドニングを終えて数日後、洗車をした後に、ふと車内を見てみると、ドアパネルの隙間から水がポタポタと入ってきてるじゃあーりませんか!
通常、窓ガラスを伝ってドアに侵入した水は、ドア内下の穴から出てきます。車内に入ってくることはありません。
だがしかし!
よく見ると、内装パネルとドアの間からポタポタ水が出てたのです!
確認してみると、サービスホールからの配線が下向きに伸びていたのですが、そこのデッドニングした時の防水処理が甘く(というか全く考慮してなかった)、そこを伝って水が侵入してました。
上記のカロッツェリアのキットであれば、ビニールシートを剥がさないので大丈夫ですが、自分でビニールシートを剥がしてデッドニングする場合には、存分に防水に注意してください。
軽自動車は特に注意!
軽自動車のドアパネルの肘置き、ちょうど肘の部分なんですが、車種によっては少しだけ、サービスホール部分に侵入してます。
恐らく、少しでもスペースを確保しようということだとは思うのですが。
その状態で サービスホールを真っ平らに塞いでしまうと、パネルを元に戻そうとした時、その肘部分の内装が当たってしまうのです。
軽自動車に施工する場合には、この点も注意した方が良いですね。
今回のまとめ
実際にやってみると分かるのですが、デッドニングは効果抜群です!
音がキレキレになりますよ。
(自己責任にはなりますが…)もし迷っているなら、ぜひやってみてください。
音が良くなれば、ドライブは もっと楽しくなります!
おしまい!
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