こんにちは! ケロケロです(@kerokero_DIY)
バイク乗りでは無いのですが、車のDIYカスタムを見込まれまして…
バイクのカウルの補修を依頼されました。
人様の大切なバイク補修なんてできない… と最初は断ったのですが、
『目立たなくしてくれれば、それだけでありがたいの!』
と、押して押して 押し倒されました。
… というわけで今回は、バイクカウルをDIYリペアした内容です。
Before はコチラ。
そして、Afterはコチラです。
細かいトコロを言い出すとキリが無いのですが… 目立たなくさせるコトはできました!
依頼人も喜んでくれましたよ。
それでは、補修した詳細をまとめます。
自分で補修してみたい人は、参考にしてみてね。
補修箇所 以外のトコロを、マスキングで養生
まずは、カウルのヒビ割れ以外のトコロを、マスキングテープで養生しときましょう。
マスキングテープで養生する理由は…
誤って、補修時に傷を入れてしまうリスクを減らすためです。
さて、特にヒドイのは この部分ですね。完全にヒビ割れてます。
では、補修していきましょう!
裏側をファイバーパテで補強
ヒビ割れた裏側を、ファイバーパテで補強します。
補強しとかないと、せっかく表面を綺麗に仕上げても、力が加わった時またヒビが入りそうなので。
本来であれば、FRPで補修すべきですが、FRPって… 高いのよね…。持っていないし。
ファイバーパテは強固ですが、弾力性はありません。
…まぁ、補強としては申し分ないので、今回はコレで行きます(FRP高いし…)
ヒビ割れ部分を、ヤスリで磨く
ヒビ割れた部分は、ササクレが出ていたり湾曲していたりするので、滑らかにするためにヤスリで磨きました。
マスキングテープで養生しておけば、万が一に手が滑っても、無事な部分に傷を入れずにすみます。
ヒビ割れた部分より、少し広めにヤスリ掛けしましょう。
この後に、表面を滑らかにするパテ盛りをしますが… パテのノリが良くなります。
ヒビ割れ部分に、ポリパテを盛る
それでは、ヒビ割れ部分にポリパテを盛りましょう。
… はっきり言って、これは失敗です。
ポリパテは、少しずつ盛って… 削って… を繰り返して、表面を補修していきます。
だがしかし!
いきなり厚く盛ってしまいました…。後の削る工程が大変になります。
ちなみに、今回使用したポリパテと異なりますが、表面の補修用ポリパテには、ポリラックを強くオススメします!
色々なポリパテを使ってみたのですが、このポリラックがダントツに使いやすいです。
コチラの記事も、参考にぜひどうぞ。
耐水ペーパーを使って、表面をトゥルトゥルに
パテを盛った後は、耐水ペーパーを使って、表面を滑らかにしていきましょう。
表面の仕上げ段階に入ったら、#600番手ぐらいから、徐々に番手を上げていくと良いと思います。
表面の仕上がり具合から、調整してみてください。
また、表面を平らに削るために、研磨パッドがあると便利です。
パテを盛って… 削って… を繰り返して、こんな感じになりました。
表面も、だいぶトゥルトゥルになりました。
だがしかし!
表面仕上げには、妥協ができません。 その理由は…
塗装仕上げは、ごまかしが効かない
車のカスタムでは、塗装で仕上げる以外に、ビニールレザーを貼り付ける方法があります。
この場合、表面に多少のザラツキがあっても問題ありません。
だがしかし!
塗装仕上げの場合は、そうも行きません。
表面の仕上がりが、そのままダイレクトに見えてしまいますからね。
補修時には気づかなかった小さな穴に、塗装して初めて気付くこともあります。
そうなると、やり直しです。
1回目の補修で上手くいくことは少ないですが、やり直し回数をなるべく減らすため、補修仕上げは念入りにやりましょう。
補修ができたら、塗装の下塗り
まずは、塗装の下塗りとして、プラサフを吹きます。
プラサフを吹くことで、塗装のノリが良くなります。
残念ながら… 写真では分からないですが、爪楊枝で突っついたような穴が見つかりました… やり直しです。
2~3回繰り返すと、(一応)綺麗になりました。もう大丈夫かな…
プラサフの表面は、多少ザラツキがあるので、#1000番手くらいの耐水ペーパーで磨いておきましょう。
また、プラサフ塗装の境界の段差も忘れずに、磨きます。
下塗りができたら、塗装開始
塗装する際には、正確なカラーコードを調べる必要があります。
車であれば、エンジンルーム内などに記載されているのですが… バイクは分かりません。
なので依頼者に聞いたのですが…
『分からないから… 適当でいいよ』
って言われちゃったよ。てへぺろ。
… まぁ、本人が適当でって言うんなら、ええか。
ちなみに、このバイクは「スズキのアヴェニス」らしいので、スズキ車のシルバーカラーを使いました。
塗装は、表面をなでるように、フワーと手を動かしながらやります。
一点に止めてしまうと、ムラになりますよ。ムッシュムラムラ。
また、1回で完成させるのではなく、重ね塗りを意識して、少しずつ塗装しましょう。
今回は、カウル全体を塗装しました。
そうすれば、塗装の境目を考慮しなくて良いですからね。
塗装の仕上げは、クリア塗装とボカシ材
塗装ができたら、クリアー材を塗装します。ツヤツヤにするために。
クリアー塗装ができたら、ボカシ材も塗装します。
ボカシ材は、塗装した表面の微妙な凸凹を滑らかにしてくれる効果があります。
カウル補修、完成!
そして、完成したのがコチラです。
初見では分からないぐらいには… できたかな。
ヒビを知っている人なら、なんとなく分かるかもしれません。
… まぁでも、依頼人は喜んでくれたから良かったよ。
「なんちゃって補修」なら、アマチュアでもできますね!
DIYリペアをやってみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
おしまい!
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