こんにちは! ケロケロです(@kerokero_DIY)
どんなに気を付けていたとしても… 車のバンパーをぶつけてしまうことはあります。
壁だったり、縁石だったり…
私も経験があります。
それは… 4月1日。エイプリルフールの日でございました…
セレナたぁぁぁぁーーーーん!!! pic.twitter.com/6dgfv0Xdfq
— ケロケロ@それ絶対やってみよう (@kerokero_DIY) 2019年4月1日
そう… 我が家の相棒、セレナたんのバンパーが傷だらけに…
もちろん、このままにしておくわけにはいきません。
… とはいえ、修理に出すと… 高いし…
そこで、一念発起して、自分で補修することにしました。
目標は「遠目から見たら、絶対分からない仕上がり」ですが…
補修した結果は…
じゃーん!
どうでしょうか。
この距離で見ても、傷がどこにあったか分かりません。
ましてや、ぶつけた事を知らない人なら、バンパーをマジマジ見つめることもありません。
つまり… 絶対に気づかれません。
…というわけで今回は、自分でバンパーを補修した内容です。
失敗した内容と、改善すべき点もまとめます。
ぜひ参考にしてみてね。
参考にしたサイト
DIYカスタムは経験ありますが…
バンパー補修は未経験なので、99工房のサイトを参考にさせてもらいました。
補修方法が詳しく記載されているので、大変参考になります。
私のまとめた記事なんか読まなくても、全然大丈夫なくらい詳しいです
それ… 自分で言うかね
キズの度合いをチェック
まずは、どれほどのキズが付いてるかをチェックしときましょう。
キズは、中が見えるほど深く、広範囲に渡っております。
しかも曲面やエッジが立っている部分もキズになってるので…
これは初めてやるには難易度は高そうです。
ただ… ヒビ割れはないので、パテ埋めで直る範囲ですね。
キズ部分を削って、平らにする
バンパーの素材は、ボディとは違ってプラスチックみたいな部材です。
キズの部分は若干デコボコになったり、ササクレが出たりしてます。
まずは、これを削って平らにするところから始めましょう。
240番の耐水ペーパーを使います。
耐水ペーパーは、研磨パッドに巻いて使うので、適当な大きさにカットします。
研磨パッドは、力を均等に加えて滑らかに削るのに便利です。
準備しときましょう。
巻いたら、バケツの水に浸して…
キズになっていた部分をコスっていきましょう。
曲面やエッジが立っている部分は、気を付けてください。
あまりコスりすぎると、曲面やエッジが無くなってしまいます。
まぁ… 若い時からコスってるので大丈夫ですよね
えっ
下地が見えてきますが、気にせずに…
キズ部分が滑らかになるまで、せっせとコスりましょう。
キズ全体が平らになれば、ひとまずOKですね。
脱脂してバンパープライマーを塗布する
キズ部分を平らにしたら、パテを盛っていきますが… その前に忘れずに下地処理をしときましょう。
ここで使うのは以下の2つです。
- 脱脂スプレー
- バンパープライマー
まずは脱脂スプレーを使って表面の油分を確実に除去しときましょう。
私は手持ちのブレーキパーツクリーナーを使いましたが、無い場合はシリコンオフを準備しときましょう。
以降の工程でも、何度か使います。
脱脂スプレーは、削った部分にプシュ~っと吹き付けて、キッチンペーパーで拭いとけばOKです。
その後に、バンパープライマーを吹き付けます。
これらの工程を行うことで、パテの食いつきが良くなります。
脱脂・バンパープライマー、忘れずに。
パテでキズを埋める
下地処理ができたら、キズをパテで埋めていきます。
バンパーパテを準備しましょう。
必ずバンパーパテを使いましょう。
最初は別のカスタムで使っていたポリパテを使おうと思っていたのですが…
結果的には、このバンパーパテを使うことで、綺麗に仕上がりました。
バンパー補修用パテは、エポキシパテなので、ポリパテとは違う素材です。
もし…ポリパテを使っていたら… 綺麗に仕上げることはできなかったかも、しれません…
バンパーパテは、主剤と硬化剤を 1:1 で混ぜ合わせることで、効力を発揮します。
パレット代わりに 厚紙などの上で、同じ長さをだしましょう。
付属のヘラを使って、混ぜ合わせていきます。
おねんどお姉さんのように、コネコネしていきましょう。
コネコネ~コネコネ~♪ コネコネ~コネコネ~♪
私も… おねんどお姉さんに コネコネ してもらいt
やかましい
ちなみに… 混ぜ合わせるパレットとして、ダンボールを使うのはヤメた方がいいです…
波打ったところにパテが入り込んで、混ぜにくいです。
後は、ヘラを使ってキズにパテを塗っていきます。
キズ部分を重点的に、ヘラを寝かせてキズに塗り込むようにパテを盛っていきます。
盛りすぎると削る時に大変になります。注意しましょう。
パテが硬化するまで、乾燥時間が必要です。
私は、家族が寝静まった夜中しか作業ができないので、このまま次の日に持ち越しました。
だいたい1時間もすれば乾燥するハズです。
パテを削って、表面を滑らかにします
パテが乾燥して固まりました。
それでは、不要な部分を削って、表面を滑らかにしていきましょう。
まずは、耐水ペーパー320番で大まかに削り…
その後600番で削ります。
全体を指の腹で撫でて、デコボコが無ければOK!ちょっと削りすぎた気もするが…
見た目では分かりませんが、この時点で結構なめらかになってます。
プラサフを塗布する
パテの研磨が終わったら、今度は塗装の下地処理です。
パテの塗り込みをする前に行った下地処理と同じです。
- 脱脂スプレー
- バンパープライマー
まずは、脱脂スプレーで確実に脱脂しときましょう。
その後、バンパープライマーをスプレーします。
ここまでできれば、プラサフ作業の開始です。
まずは、徹底的にマスキング処理をしましょう。
養生テープや、幅広マスキングシートを使います。
マスキングは、し過ぎて困ることはありません。
関係ないところにプラサフが飛び散ると大変なので、徹底的にやっておきます。
それでは、プラサフの出番です。
プラサフには、以下の効果があります。
- 塗装のノリが良くなる
- 微細なデコボコを埋める
ではプラサフをスプレーしましょう。
プラサフなどのスプレー塗装をする時は、以下の点に注意してください。
- スプレーしている時は、手を止めない。
- 平行に手を動かしながらスプレーする
- 1度にたくさんスプレーしない。
- 10分程度の乾燥時間を挟みながら、少しずつ重ね塗りする
まずは1回目…
そして2回目…
そして… 最終的に5回塗り重ねました。
ここまで塗り重ねればOKでしょう。重ね塗りし過ぎな気もするが…
乾燥させたら、マスキングを外しましょう。
プラサフを研磨する
では、プラサフを研磨します。
耐水ペーパーの1000番を準備しましょう。
たっぷり水を含ませて、コスりましょう。
指でなぞって、滑らかになっていればOKです。
塗装前の下地処理
プラサフが終わったら、次に待っているのはいよいよ塗装です。
だがしかし!
ここでも下地処理が必要です。仕上がりに影響するので、ぬかりなくやっときましょう。
まずは、コンパウンド細目と、磨くためのコンパウンド専用スポンジを準備です。
(写真撮り忘れましたが…)コンパウンド専用スポンジに出して、プラサフ周辺の塗装部分を磨きます。
キズ部分の塗装と、周辺の塗装部分との違和感を少なくするためです。
コンパウンドが終わったら、脱脂スプレーをして綺麗に拭き取っておきましょう。
続いて、マスキングです。
プラサフの場合は、キズ周辺部全てをマスキング(↓)しましたが…
塗装の場合は、塗装するブロック以外をマスキングします。
今回の場合はバンパーなので、バンパー以外をマスキング(↓)します。
… … 好きだ
補修に集中せえ
マスキングできたら、あらかじめボカシ材をスプレーしときましょう。ガレージに転がってたヤツだから、汚くてすまぬ…
ボカシ材を使うことで、塗装した時のザラツキを抑えてくれます。
塗装をする周辺にスプレーしておきましょう。
ボカシ材は液だれしやすいので、うす~くスプレーするようにします。
それにしても、若い時は憎しみの対象だったボカシが… 今、私を助ける存在になってくれようとは…
行こうか… ボカシの向こう側へ…
ちょっと何言ってるか分からない
塗装、開始ぃ!
では、ボカシ材が乾かないうちに、塗装を始めましょう。
塗装色の種類は、もちろんですが車種ごとに違います。
エンジンルームの奥や運転席横などに、シルバーのプレートが貼り付けており、ここにカラー品番が書いてあります。
愛車のセレナは「K23」という品番で、「ブリリアント グリーン シルバー」という種類でした。
プラサフ同様、以下のポイントに注意しながら塗装します。
- スプレーしている時は、手を止めない。
- 平行に手を動かしながらスプレーする
- 1度にたくさんスプレーしない。
- 10分程度の乾燥時間を挟みながら、少しずつ重ね塗りする
そして 1回目の塗装…
2回目の塗装…
そして、最終的に5~6回ほど重ね塗りしました。
キズもプラサフの跡も見当たらないので、OKでしょう。多分。
クリアーを塗装する
カラー塗装が出来たら、続いてクリアー塗装です。光沢が出ます。
クリアー塗装も、以下のポイントに注意です。
- スプレーしている時は、手を止めない。
- 平行に手を動かしながらスプレーする
- 1度にたくさんスプレーしない。
- 10分程度の乾燥時間を挟みながら、少しずつ重ね塗りする
クリアー1回目…
そして、最終的になんと… 7~8回も重ね塗りしちゃったよ…
必要以上に重ね塗りするのは、たぶんやめた方がいいです。
なぜ重ね塗りをしてしまったかと言うと… 鏡面感が出なかったんですね。
だから、クリアーが足らないのかなぁ… と、重ね塗りを繰り返してしまったのです。
実は、クリアーをスプレーをすれば終わりと思っていたのですが… そうではありません。
まだ最終仕上げが残っています。この時は知らなかったけど…
クリアー塗装の重ね塗りは、光沢が確認できた時点でヤメてOKでしょう。
クリアー後のボカシ材で… やらかした…
クリアー塗装が乾燥したら、再度ボカシ材をスプレーします。
クリアー塗装をした後のボカシ材は、
塗装の周辺部のみスプレーするようにしましょう。
塗装した中心部(つまり、キズを補修した部分)は、スプレーする必要ありません。
…
私、やらかしちゃったよ。
中心部も周辺部も、全てボカシ材をスプレーしちゃったんだよね。
見た目にはよく分かりませんが…大丈夫なんだろうか… この時はボカシの失敗に気付いてないし…
それにしても、未だボカシに苦しめられようとは…
行こうか… ボカシの向こう側へ…
ちょっと何言ってるか分からない
最後の研磨
さぁ、いよいよ最後の工程です。
クリアー塗装を研磨して、光沢と鏡面を引き出していきます。
参考サイトでは、「クリアー塗装後1週間乾燥させる」とありましたが…
まぁ、丸1日乾燥させればいいんじゃね?
ということで、仕上げに入ります。
コンパウンドで研磨
耐水ペーパーの2000番を準備しました。
本当はコンパウンドシートを使うらしいです。
…が、近くのホームセンターで見つからなかったので、耐水ペーパーで代用です。
力を入れずに、撫でるように磨いてやると… 塗装のザラツキが滑らかになります。
お次は、コンパウンド極細で磨きましょう。
最後に液体コンパウンド!
ここまで磨いたら、洗車してワックスしときます。塗装保護のためですね。
さぁ…長々と作業してまいりましたが… これで補修作業は終了です。
果たして! どのような仕上がりとなったのでしょうか!
完成! DIYでバンパー補修!
最初にキズが付いた状態から。
では、1番遠目から見た写真から…
ちょっとズームイン
さらにズームイン
はい!
ここまで寄っても、キズは確認できません!
ココにキズがあったという事実を知らない限り、ここまで近くでマジマジと見られることはないでしょう。
つまり、目標であった「遠目から見たら、絶対分からない仕上がり」は見事に達成!コンプリート!
一つ残念なのは、前ほど鏡面にできなかったことですねぇ… ボカシの失敗が影響したのかも…
まぁ、コンパウンド入りのワックスを定期的に使って、鏡面になっていくことを期待しましょう。
完璧にはできませんでしたが、セレナたんを補修して綺麗になって良かった。
家族を乗せてドライブへ連れてってくれる大切な相棒ですからね。
…というわけで、自分でバンパー補修した記事でした。
ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
おしまい
チャンネル登録もよろしくお願いします!
その後、フロントドアの凹み・傷も、自分で補修しました。
コチラの記事もぜひ見てね。
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