こんにちは! ケロケロです(@kerokero_DIY)
クルマの音質をアップしたいなぁ…と思ったら、
音の出口であるスピーカーを交換してみてはいかが?
純正スピーカーから交換すれば、印象はガラリと変わります!
しかし、スピーカーを選ぶ際には、注意が必要です。 用途で違う 2モデル があります。
スピーカーの種類
- コアキシャルスピーカー
- セパレートスピーカー
今回の記事は、スピーカーを交換する意味と、2種類のスピーカーの違いについて、まとめます。
スピーカーを検討している人は、ぜひ参考にしてみてね!
スピーカーを交換すれば、本当に音は変わる?
変わります。
音の好みは人それぞれですが、純正スピーカーからの交換なら、違いは良く分かります。
理由の1つとして… 純正スピーカーって、コストカットの影響をもろに受けてるんです。
社外のスピーカーであれば、 スタンダードモデルであっても 「高音域を担当するツイーター」が追加されるので、交換してみると全然違いますよ。
音に明るさが出ます!
指向性の特徴
「コアキシャルスピーカー と セパレートスピーカー」… それぞれの特徴を記載する前に、まず「指向性」というものを知っておいた方が良いです。
「指向性」というのを一言でいってしまうと、「音が鳴っている位置が分かるかどうか」になります。
例えば、後ろから友人に声をかければ、アナタは振り向きますよね?
これは、友人の声の音域に指向性があり、後ろから声をかけられたことが分かったからです。
指向性の特徴としては、
「高い音域(高域)ほど、音の位置が分かりやすい」
と言えます。
逆に言うと、低い音は、その位置が分かりにくいです。
低い音域を担当するサブウーハーをラゲッジルームに置くのは、音の発生位置が分かりにくいので、ある意味どこに置いてもいいからです。
コアキシャルとセパレートの大きな違いは、高域を担当するツイーターの位置にあります。
コアキシャルスピーカーの メリット / デメリット
コアキシャルスピーカーの例として…
カーオーディオ界の老舗、カロッツェリアのスタンダードモデルで言うと「TS-F1740(17cm)」になります。
ウーハーとツイーターが一体となったモデルです。
つまり、指向性のある高域を担当するツイーターが、足元に位置することになります。
メリット
コアキシャルスピーカーの メリット
- セパレートに比べて、価格が安い
- セパレートに比べて、取り付けが楽ちん
取り付けは、ドアパネルは外す必要がありますが、ワンタッチのコネクタもついておりますので、特に配線処理を行う必要はありません。
手軽な音質アップが見込めます!
デメリット
コアキシャルスピーカーの デメリット
- 定位が下がりがち
定位とは、音が存在している位置になります。
指向性について上述したように、高域であるほど音の位置が分かりやすいです。
そして、高域を担当するツイーターは、コアキシャルスピーカーの場合は足元に位置します。
つまり、高域を担当するツイーターが足元にあることで、音に明るさは出ますが、足元に定位が来ることになります。
例えば、地デジでニュースキャスターが喋っている声や、ライブDVDでのボーカルの歌声が、なんとなくナビ画面よりも下の位置で聴こえます。
特に、ミニバンクラス(… トヨタならノア・ヴォクシー、日産ならセレナなど) だと、車高が高いので、もろに影響を受けます。
音の鳴る位置を 上に持って行きたなら、これからまとめる セパレートがオススメです。
セパレートスピーカーの メリット / デメリット
セパレートスピーカーの例として…
カロッツェリアのスタンダードモデルで言うと「TS-F1740S」になります。
ウーハーとツイーターが別体になっており、ツイーターは 耳元に近いダッシュボードの上などに設置します。
メリット
セパレートスピーカーの メリット
- ツイーターが耳元に近いので、定位が上がりやすい
セパレートの一番大きい魅力は、定位が耳元の高さに近いことです。
コアキシャルのデメリットが、そのままセパレートのメリットになります。
映像の位置に 音の定位が合わさり、自然な聴こえ方になるのが、セパレートスピーカーの最大のメリットです。
特に、タイムアライメントで調整できれば、ボーカル映像の位置に音がピタッとハマりますよ!
タイムアライメントとは
クルマで音楽を聴く場合、運転席または助手席に座るため、左右のスピーカーまでの距離が等間隔ではありません。
このため左右の耳に入ってくる音の到達時間に、若干のズレが発生します。
それを調整してくれるのが、タイムアライメントです。
調整してみると、音がピタッとハマって輪郭がはっきり分かるようになります。
もし、タイムアライメント機能が付いているのに、利用していない場合はもったいない! ぜひ使ってみて下さい。
本当にオススメです。
デメリット
セパレートスピーカーの デメリット
- コアキシャルに比べて、値段が高い
- コアキシャルに比べて、取り付けが面倒
今度は、コアキシャルのメリットがセパレートのデメリットになります。
取り付けに関しては、少々やっかいですね…
ウーハーとツイーターがネットワークで分岐されているため、カーナビ・オーディオ裏で配線を取って、ツイーターがあるダッシュボード上まで、配線しなければなりません。
今回のまとめ: 結局、一長一短あります
メリット・デメリットにある通り、どちらも一長一短あります。
何を優先させるかで、変わってきますね。
どちらも音の明るさはアップしますので… 以下のポイントで選んでみると良いでしょう。
スピーカーを選ぶポイント
- 取付性を重視するなら、コアキシャルスピーカー
- 音の定位を重視するなら、セパレートスピーカー
音の好みはそれぞれですが、自分が好きな音が一番良い音です!
お気に入りのスピーカーが見つかりますように!
(おしまい!)
コメント
コアキシャルはデッドニングや取り付け次第で定位は上がりますよ。
JBLのGTOシリーズならツィーターの向きを変えられるのでおすすめです。音もまとまっていて違和感なく聴こえます。
強いて言えば音量が小さくなると定位は下がります。
まめさん、
コメントありがとうございます。参考にさせて頂きます(^-^)