
(@kerokero_DIY)
大画面カーナビゲーションは、アルパインのBIGX一択と言ってもいい昨今。
クラリオンが 9インチのカーナビゲーション「NXV977D」を投入してきました。
正直、今さら感は否めませんが、ホームページを確認してみると(隙間を突いてるな…) という気もします。
BIGXよりも低予算で取付できますし、クアッドビューも面白そうです!
但し、取り付けできるかどうかは、トヨタ車であり、かつ純正ナビに9インチの設定があるかどうかによりますね…(2017/07現在)
では、本編スタート!
最初に要チェック! アナタの愛車は適合車種?
今回のクラリオン新モデル「NXV977D」は、9インチの大画面カーナビゲーションになりますが、これに車種ごとの専用取付キットはありません。
通常、大画面のカーナビを取り付ける場合には、そもそもオーディオパネルの大きさが合いませんから、専用の取付キットが必要なわけです。
じゃあなんで、クラリオンの9インチナビに取付キットが準備されてないかというと…
純正の9インチナビ用パネルを流用してるからですね。
このため、取り付けできる車種に限りがあります。 純正で9インチナビの設定が無いとダメですから。
クラリオンのホームページで適合車種を確認できますが、上記の条件の元なのでかなり少ないです。
まぁ、自作が好きなDIY派なら、パネルを自分でカットとしてパテで成形するって手もありますよね。 完全に自己責任ですけど。
DIY好きなんでちょっと惹かれますなぁ。
では、適合が分かったところで「NXV977D」の特徴について触れていきましょう! 愛車が適合している人もDIYが好きな人も、ぜひ読んでってね!
NXV977D の特徴
それでは、NXV977Dの特徴について挙げていきましょう。
高精細9型HDディスプレイで、細部までキレイ
一番の特徴は、何と言っても9インチ!
画面が大きければ、それだけ映しだされる映像も大きくなります。
例えば、7インチの画像をそのまま9インチに引き伸ばしたのであれば、画像の粗が目立ちますよね。
NXV977Dでは、HDディスプレイを採用して9インチでも高精細な映像を実現しています。
キレイな映像っていうのは素晴らしいと思うんですけど… どうせならブルーレイも対応してれば良かったのにね… と思ってしまう。 折角の「大画面 x 高画質」なら。
ブルーレイを実現しているカーナビメーカーはパナソニックだけですが、技術的にもコスト的にも難しいかもしれませんね。 余談でした。
Quad View で、画面分割をレイアウト
これがちょっと楽しそうで。
大画面を活かして、画面を分割して表示できるんですね。 自分でサイズもカスタマイズできます。
その調整も、交差している部分を指で… えーっと… フリック? ドラッグ?
… 動かして調整できるんですって!
9インチの大画面をフルに使うのも良いですが、気になる情報を1つの画面で表示できるのもイイですね!
フルデジタルサウンド システム 対応
これはですね、あんまり一般ウケする機能じゃないんです。
早い話が、このシステムで再生されるサウンドは、フルデジタルなんですよ。
例えば、CDを再生してスピーカーから音が出る流れを考えてみましょう。(… って、私はそこまで詳しいわけじゃないから、細かいツッコミは置いといてね!)
CDから読み取った音の信号(0と1のデジタル信号)は、D/Aコンバーターで音の波(アナログ)に変換されます。 その音の波は微弱なので、パワーアンプで増幅し、スピーカーへ送られて音が出るんですね。
この場合、スピーカーまで送られる過程で、若干の劣化が生ずるんです。
これがフルデジタルサウンドだと、CDから読み取った音の信号(デジタル)は、そのままスピーカーへ送られます。 この信号は音の波ではないので、劣化が少なくてすみます。
… という話なんですけど、じゃあスピーカーでアナログに変換して更に増幅してんのか? というのが良くわからないんですよ。
でもね、このフルデジタルサウンドの音って…
すっげぇイイ音なんです!
前モデルになるんですけど、試聴する機会があったんですが、音のクリア感がハンパないです。 音に対する不純物がない感じ。NXV977Dはハイレゾにも対応してるので、 再生してみたらスゴイことになりそう。
ね? もう、取り付けしたら最高ですよー? というこのシステム、なんで一般的じゃないかと言うと、
すっげぇ高ぇ!
製品自体が高いのに加えて、取り付けも特殊なので、恐らくプロショップじゃないと無理です。 つまり工賃も高ぇ…
まぁ、興味がある人じゃないと、ちょっと難しいですね。
私も取り付けてみたいぜ… 石油王に産まれたかったなぁ…
地図更新が、3年間無料
カーナビを使っていると、どうしても地図の鮮度が落ちます。
私も経験ありますけど、知らん間にバイパス出来てるんだけど、ナビには乗ってないので遠回りさせられたり。
NXV977Dなら、インターネット経由で地図データを入手できます。
VICS WIDE 対応
渋滞情報や交通規制情報などを利用して、渋滞回避に役立てることができます。
突然の気象情報にも対応しているので、例えばゲリラ豪雨が近隣で起きている場合は、地図上に表示されます。
幅広いメディアにも対応
大画面のフラッグシップモデルになるので、メディア対応も充実してます。
Bluetoothは、ワイヤレスで音楽を楽しめますが、ハンズフリーで電話できるのも良いですね。 便利です。
デジタル補正で、より良い音に
車の中は、音を楽しむには最悪の環境です。
シートに音が吸収されたり、窓ガラスで音が反射したり…
そもそも、左右のスピーカーから同じ位置で聴けないので音にズレが生じます。
そんな車の中で、少しでもより良い音で楽しむために、デジタルで補正できるのがイコライザーなどのシステムですね!
圧縮音源などの失われた周波数帯を補完するサウンドリストアラーもあります。
今回のまとめ
というわけで、今回はクラリオンの新モデルカーナビゲーション「NXV977D」を取り上げました。
では、今回の内容をカンタンにまとめます。
現行のプリウスやタンク・ルーミー・トールとかは、通常のオーディオ枠が9インチサイズになってるんですよ。
今は浸透している200mmワイドコンソールも、トヨタが先行してやっていたわけです。
ということは、今後は9インチサイズが主流になっていくのかもしれませんね。
標準が9インチなら取付キットもいらないし、コスパも良いですから。
大画面に目新しさはないですが、もし愛車が適合車種であるならば、検討してみるのも面白いと思います!

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